ぬいぐるみ製作ナキムシコムシの素材と製法
今回はナキムシコムシのぬいぐるみの「素材」と「製法」についてご紹介したいと思います。作例の写真はだけではお伝えしにくい材料や作り方のことを知っていただけると嬉しいです。
素材
生地
主にシュタイフ・シュルテ社のアルパカ生地を使用しています。裏地がしっかりしていて木毛を固く詰めることができます。
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/01/DSC01778-1024x683.jpg)
アルパカ以外にシンセティックファーなども使用します。下の画像がアクリル製の生地です。軽くて柔らかい手触りです。
![シンセティックファー](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2022/05/DSC0177701-1024x768.jpg)
木毛
木毛(もくもう)とは国産赤松材の間伐材を薄く削ったものです。お酒の包装資材通販サイト「箱マイスター」さんで扱っている木毛は品質が安定していて使いやすいです。
「箱マイスター」さんの通販サイト
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/01/sample12.jpg)
目
プラスティックアイを裏側から塗って、モデルさんの目の色に近づけています。後ろ側に糸を通して使うボタンタイプです。
![オーダメイドぬいぐるみ ナキムシコムシ ウサギ](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2021/09/g-nina01-1024x768.jpg)
鼻と口
太めの刺繍糸で鼻と口をお作りしています。ピンク・黒・グレー・茶色などからお選びしています。
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/03/smp05-1024x768.jpg)
ヒゲ
ぬいぐるみやあみぐるみ用の先が細くなった樹脂製のヒゲを使っています。お色は透明と黒があります。テディベア材料ネットショップLintukotoさんにあります。
Lintukotoさんの通販サイト
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2022/09/g-minto01-1024x768.jpg)
タグ
ロゴマークをプリントした「タグ」をお付けしています。
おしゃべリボンさんの「ピスネーム」というオーダー品です。
おしゃべリボンさんの通販サイト
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/01/smp-tag-1024x769.jpg)
オーダーメイドぬいぐるみには黄色のタグ、完成品のぬいぐるみには銀色のタグをお付けしています。
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/01/DSC01781-1024x683.jpg)
製法
設計
お見積りの際にお出しした仕様書のとおりに型紙を作ります。モデルさんの可愛いところを目いっぱい表現できるよう原型にさまざまな修正を加えます。
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/01/IMG_5782-1024x768.jpg)
型紙を生地に写してひとつひとつ切り抜きます。縫いしろにかかる毛はカットします。
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/02/smp008-768x1024.jpg)
手縫い
ぬいぐるみは丈夫で長持ちしてほしいので、細かく返し縫いにしています。形のちがうパーツを縫い合わせたり、入り組んだ模様を表現するなど設計の自由度が高まります。
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/01/IMG_5783-1024x768.jpg)
エアブラシ塗装
アクリル水性塗料を使っているので匂いはほとんどありません。色を重ねたりぼかしを入れたりするのに向いています。
![](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2023/02/sample13.jpg)
パッチワーク
色や毛の長さの違う生地を縫い合わせて一枚にします。はっきり色分けをしたいときや長毛の部分があるときなどに採用します。
![オーダメイドぬいぐるみ ナキムシコムシ ウサギ](https://comusi.com/wp2/wp-content/uploads/2021/09/g-ruru02-1024x768.jpg)
まとめ
いかがでしたか?今回はナキムシコムシのぬいぐるみの「素材」と「製法」についてご紹介しました。モデルさんの特徴に合わせてこれ以外の素材や製法を使用することもありますが、基本的にはこのようなものです。
オーダーメイドぬいぐるみの注文をご検討の際などに、少しでもご参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。